院長日誌8日目　腱鞘炎

2022年1月26日 2022年1月28日

やお駅前鍼灸接骨院（八尾市本町7-7-12）

こんにちはやお駅前鍼灸接骨院の前川です。
新型コロナウイルスが流行しておりますが皆様体調はいかがでしょうか？
やお駅前鍼灸接骨院では空気清浄機を4台、換気扇を8基設置し院内の空気を清潔に保てるようにさせていただいたおります。またスタッフの体調管理、マスクの着用検温、消毒を徹底し感染予防に努めております。
安心してご来院ください

本日は左手首の腱鞘炎のお話です。

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは腱鞘（腱の外側を鞘のように包んでいる組織）に起きる炎症で腱と腱鞘がこすれ炎症を起こします。手首や指などに起きやすく使いすぎることによって起きる症状の一つです。

手首に起こりやすい腱鞘炎は2つあります

ドケルバン病
手首の親指側の腱鞘炎です。症状は物をつかんだり、タオルを絞る、子供の抱っこなどの動作で手首の親指側に痛みが出ます。他の腱鞘炎(ばね指など)を併発することがあります。

尺側手根伸筋腱炎
手首の小指側炎症です。症状は手首を小指側に傾けるときに痛みが走ります。ドケルバンと同じく手首をよく使うときに出てきます。

尺側手根伸筋腱炎

今回の患者さんは尺側手根屈筋腱炎の患者さんです。
主訴は小指側に手首を傾けたときの痛みで、
料理中や子供の抱っこなど生活に支障が出てきたため来院されました。
来院されたときは腫脹、熱感が強く炎症が強く起きていました。
痛くても我慢して動かしていたので状態としてはかなり悪い状態でした。
また患部を温めていたので炎症がなかなか引かず痛みが強くなった要因の一つになっていました。

治療

治療は尺側手根伸筋へのローラー施術、アイシング、手関節、肘関節、肩関節の整復の整復を行いました。その後鍼灸治療を行いテーピングで手関節の保護を行いました。
痛みは少し引いたものの残存していましたが3日ほどつづけて治療を行うと痛みがほとんど改善し料理中の痛みは消失しました。
まだ子供の抱っこでの痛みは残存していますが腫脹は軽減しました。
また家でのアイシング、使い方の指導を行い改善傾向にあります。
このまま治療を続けていけば一ヵ月もしないうちに治癒できると思います。